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生命保険入門

生命保険入門
出口 治明
生命保険入門
定価: ¥ 2,625
販売価格: ¥ 2,625
人気ランキング: 9847位
おすすめ度:
発売日: 2004-06
発売元: 岩波書店
発送可能時期: 通常1~2週間以内に発送

体系的・学術的に生命保険を学べる入門書
生命保険に関する入門用教科書というと「生命保険新実務講座」(有斐閣)や「生命保険講座」(生命保険協会)がまず思い浮かぶが、前者は刊行からかなりの年数が経っており、後者は業界人向けで入手が困難であるなど、ファーストチョイスとしてはいまいち決め手に欠ける。一方で、消費者向けのムック本の類は雨後のタケノコの如く出回っているものの、生命保険を体系的かつ真面目に学ぼうとする向きには物足りないことこの上ない。
そんな中刊行されたのが本書。業界のオピニオンリーダー(の1人)による著作だけに、生命保険に関する一連のトピックをつぶさに押さえており、教科書としての完成度は高い。それでいて、決して業界寄りの姿勢ではなく時には苦言を呈するあたりに、著者の保険に対する想いと公正さが感じられる。もっとも(生保と競合関係にある)簡保に対する弁舌はやや荒いけど(笑)。巻末の参考文献紹介も初学者にとっては有用。

警鐘
生命保険に関する本では久しぶりに内容が濃く読み応えがありました。一見生保に対する批判が多く感じられますが、実は筆者の業界に対する思いから発せられた警鐘と思いました。また、今の低金利政策は生保から銀行への所得移転という点には、同じ業界の者として、銀行ばかり優遇する現状に腹が立ってきました。

ここまで書いてよいの?
同じ業界に在籍し、著者とも面識があるので、懐かしさに思わず買ってしまいました(失礼)が、内容的には業界の人間にとっても非常に有益です。利源分析を著者の勤務する会社の決算数値を使って解説した部分などは、思わず「ここまで書いてよいの?」と思ってしまいました。一部、説明が不十分であったり、??? という箇所もないことはないですが、基本的には良く書けています。生保業界に関しては、暴露風のものや、一般人の不安をあおるデフォルメされたものが多く出版されていますが、この本は決して業界寄りでもなく、真面目に記述されています。業界内外にかかわりなく、一読をお勧めします。

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